ばいおぐらいふ

出戻りジャニオタの、たわごと。

コミュ力弱いけどキッチハイクに参加した

キッチハイクというサービス?コミュニティ?に参加したのでその話。
結論から言うとコミュ力弱くても楽しめるけど、ある程度の内輪感はとても否めなかった。

ワークショップに参加するのが好きで、よくネットやストアカで色々探すのが好きだ。
www.street-academy.com
bioglife.hatenablog.com
なぜ好きかというと、先生や一緒にやる人は大抵1回こっきりしか会わないからだ。
そう、かくいう私は同じ趣味がなければ人とコミュニケーションを取るのが苦手な部類なのだ。
おかげで服屋で近づいてくる店員を避けながら服を見るスキルだけは異常に高い。

そんな私がキッチハイクに参加した。
キッチハイクとは、

キッチハイクは、食べることが好きな人がつながる「みん食」コミュニティサイトです。
みんなでごはんを食べる場、食をきっかけにつながる機会、新しいコミュニケーションの形を提供しています。

ですって。
kitchhike.com

要するに「ごはんを知らない人たちと食べる」ということで、異常にコミュ力必要じゃね????なこのコミュニティに参加してみました。
3回参加して、3回とも違う種類のPop-up(イベント)だったので、それぞれ感想を書いてみる。
なお、個人特定を避けるため、詳細なお店等は伏せさせてもらう。

<1回目:某国の料理を作って食べる>
某国の料理を作って食べるということで、お料理教室のノリで参加しました。
始めに言うと、私は昔某有名クッキングスクールに通っていたことがある。身には付いていない。
そしてもう一つ、私は休日に予定を詰める傾向にある。1回の外出で全部済ませてしまいたいたちだ。

場所は上野のキッチハイクのオフィス。
そう、キッチハイクのオフィスにはキッチンがある。たまに社員も作って食べるらしい。ベンチャー、まじベンチャー
休みの日に訪れたらSEさんが仕事してたというベンチャー感には目をつぶり、
行ってみると他にいたのが友人と参加していた人たちでさっそく孤独を味わう。
参加者は6名程度で男女比は半々。エプロン持参推奨なのに男性陣は持ってこない。いいのか。

料理はその現地に住んでいる人が教えてくれました。
料理はみんなでわいわいやるから楽しかったし、ご飯はとてもおいしかった。
エスニック料理はなかなか自分で作ることはないから貴重な経験になった。
だけどおいしかったのだが、いかんせん、教える方も素人だから段取りがよろしくなく、2時間の予定が4時間くらいかかった。
ごはんにありつけるまで3時間、食べてかつ途中退出で計4時間。
某有名クッキングスクールはさすがに企業なので異常に段取りがよいのは当たり前で比べるのは申し訳ないが、
他に受けた個人でやっている料理教室でもここまでぐだぐだやらないだろう。
多分、このイベントはあくまで「みんなで作ってみんなで食べよう」であって、「時間通りに料理を学ぼう」ではないのだと悟った。
せっかちな自分が悪いのかどうなのか。

<2回目:ちょい飲み>
1回目から半年後、久々にサイトを見たら新たな試みが色々立ち上がっていた。
元々金曜日にお酒を飲むのが好きで、金曜日の仕事の合間には「ひとり飲み」で食べログを漁っている。
「ちょい飲み」というのはお店の一画をキッチハイクが貸し切り(もしくは店が提供?)、時間内に自由に飲みに行けるというイベント。
仕事柄、定時後に予定を入れて確実に行ける保障がないため、こうしたスタイルの方が助かる。
とはいえ、会社から行こうとすると開始時間より早く着いてしまう(最近会社も定時で帰れということで不用意に残れない)ので、
見送っていたイベントでした。

ある日ちょうど金曜日に客先の打ち合わせがあり、そのままご飯を一人で外食していた。
美味しいご飯と日本酒飲み比べで至高の中、ふと思った。
このままちょい飲み行ってみるか、と。
日本酒でいい感じに酔っていて、コミュ力高いリア充が来ても問題なく行けると思った。
そう、そして何を隠そう、なんとなく「獣になれない私たち」の5tap的な雰囲気を楽しめるのではないか、そういう気持ちでもいた。

人数が多い中に飛び込むのは勇気がいるので、予約している人数がそこまで多くない場所に行った。
いざ行ってみると参加者どころかお店にも客はゼロ。
もしかしたら一般客は受け入れていないのかもしれないけれど、いやいや金曜日にこれはいいのかと。

ちょっと待ってみると予約していた人たちが来たが、キッチハイクの社員の方たちだった。
確かに、募集して人が来ないとお店側にもマイナスになるし、みんなコミュ症だったら困るよなと。
おかげで、コミュ力へぼい私でもなんとか会話ができた。
ガッキーにはなれなかったし、タクラマカンもいなかったけど、ごはんははちゃめちゃにおいしかった。

翌日朝早かったから1杯飲んで帰ったけど、また機会があれば行きたい、お酒を飲んだ後に。
ただ現状ビールバーが多い。私はガッキーになりたい5tapに行きたいと言ってるくせにビールが飲めないのだ。

<3回目:みんなでご飯>
これも新しい試みのようです。
今までは「誰かが作って、誰かが食べる」をメインイベントとしてやっていたけど、これは「お店にみんなで行こう」と言うのが趣旨。
オープン当初からずっと行きたいって思っていたけどディナーでは高く、なかなか行く機会がなかったお店があったので参加。
はじめましてで老若男女、周りからどんな集団と思われたのだろうか。

結論としてはコミュ力なくてもなんとかなる。
むしろコミュ力モンスターはモンスターだから話を振ってくれて楽だし、困ったらご飯を食べていればいい、楽だ。
そういう点ではおいしいご飯ってすごいな、コミュニケーション力を補ってくれる。

ただ、この「キッチハイク」という内輪感がどうも払拭できない感じはした。
ヘビーユーザーによる「○○さん」話である。
「○○さんの家の~」「△△さんのごはんが~」というライトユーザーがちょっと引く感じのあれ、リアルでもちょっと嫌なやつ。
サービス開始から5年だから当たり前に生まれる会話だけど、ちょっと他のイベントに参加する気がなくなってきた、怖ええ。
(参加した人全員そうではなく、一部の人たちだけだったし、コミュ力モンスターだったのでよかったけど)

あと「ご飯が好き」ということで「行きたいお店」とかそういうネタや知識があるといいかもしれない。
でも最悪ご飯食べていればなんとかなる、世の中の人は意外と優しい。


サービス全体としてずっと気になっているのが衛生上の取り扱い。
衛生に関しては素人が調理をする場合もあるということで、うまく免責されてるんだろうなと思う。
話を聞くと微妙なケースは都度判断されて中止になるということもあるらしい。
お金を支払っている以上、衛生上の問題はきっとこのサービスのアキレス腱な気がしてならないのです。

内輪ノリは怖いけど、気が向いたら大人数ではなく少人数を狙って覗いていこうと思う。
わたしのコミュ力は上がるのだろうか。