ばいおぐらいふ

出戻りジャニオタの、たわごと。

楽しいところに(多分)人は集まる

急上昇に入れる、再生回数を増やす、ランキングで1位になるというのも大事かもなのだけど、
やはり楽しいところに人は集まるんじゃないかなと思っている話。

セクゾのアルバムが面白そうだと思った。
topjrecords.jp
音楽好きの方々の中ではライネクあたりから「セクゾが面白い」となっているとかいないとからしいのだけれど、
私は音楽に詳しくないのでそういう音楽的なところではなく、
セクゾのアルバムのテーマが80's」(ちなみに80'sシティポップは流行らしい)
「80'sだからジャケ写も80's感を出す」
「80'sなのでザ・ベストテンのオマージュ」
という一貫したコンセプトを打ち出したというところに面白さを感じた。

だからCD買うかというと今のところはそこまで食指は動いていないのだけれど(ごめんなさい)、
おそらくYoutubeでPVがアップされたら見るかな、という前向きな気持ちになっている。
リード曲のPVもきっとこうしたコンセプトがっちがちにするんだろうという期待もあるからだ。

こうした「外野から見て面白そう」というのはめちゃくちゃ有益なんじゃないかと思っている。
JUMPの話で言うと群青ランナウェイのプロモーションで、Twitterのアイコンにホラーで出てくるような青い手形をつけられる、というイベントがあった。
やっていることはただこれだけなのだけれど、この青い手形が並ぶTLは圧巻で、おそらく外野に対しても「何かやってんなw」という印象は残したんじゃないかと思う。

最近のオタクは頑張って推しを目立たせようとする動きが強い。
それはYoutubeの再生回数を努力やスクリプトで増やして急上昇に乗せる、数字のインパクトを出す、
タグイベでトレンドに載せて注目を浴びる、
CDを大量に買って売り上げの箔をつける、そうしたパワープレイが多いように思える。

これらの目的は多分「推しが人気になってほしい」だと思うのだけれど、
どうだろう、
タグイベで入ったタグを見て気になるということはあるだろうか。
再生回数多いからと言って聴いてみようとなっているだろうか。
売上が多い=どうせオタクが大量に買っているんだろwとなっていないだろうか。

もちろんこれは私の印象なので、気になるも聴いてみたいも、人気なんだね!とも思う人もいると思うし、
そこからファンになる人も多いだろうから、戦略として否定できるものではない。
(ただ、スミン活動など過剰な再生回数盛りはランキングなどが汚染されて、本来の目的からずれ始めるというのがあると思っている)

でも個人としてはやはり今回のセクゾ、群青ランナウェイの時のJUMPのような、
素直に「面白そう」「楽しそう」と思ってライトな人に来てほしいと思っている。
そのためにはハーメルンの笛吹きよろしく、「なんか面白そう」なことをして新規ホイホイしてほしい。

デビュー時のなにわ男子藤原丈一郎くんは、
「アイドルなので「すごい」よりも「楽しい」と言ってほしい」と話した。
個人的にこの表現はめちゃくちゃ上手いなと思っていて、そのマインドが売り方や盛り上げ方にも出てきてほしい。
人間は(たぶん)楽しいところに集まるのだから。