ばいおぐらいふ

出戻りジャニオタの、たわごと。

アイドルってすごいでしょ

アイドルってすごいのだ。

「アイドルってすごいでしょ」
報知映画賞特別賞を受賞した、ももクロ百田夏菜子ちゃんが言った言葉。

先日のテレビでも、99人の女の子アイドルが、事務所と言う垣根を越えてコラボをしていた。
本来ならば「商売敵」であって、「トップアイドル」というひとつのイスを奪い合って戦うべき相手とお互いの曲を練習して歌いあう。
99人が一堂に揃う姿は圧巻だった。

年末年始になると嵐のみなさんがあらゆる雑誌の表紙を飾り、多くの特番に顔を出す。
年末の国民的な歌番組の司会もアイドルだし、カウントダウンコンサートは生中継される。

アニメだってアイドルのアニメをやれば、子供の憧れとなり、大きい大人が声援を送る。

「国民的」の後につく言葉で浮かぶ言葉のうちに「アイドル」が入る。それもかなり上位に。

アイドルというビジネスモデルそのものが海外に輸出できる。

音楽シーンは昔から、アイドルの曲は上位に入る。


日本って、こんなにアイドルの地位が高い国なんだなと思う。
(他の国を知らないのもあるけれど)


だけどよく「アイドルは専業に敵わない」と言われる。
いわゆる演技では俳優に、歌では歌手に、お笑いでは芸人に負けてしまうと。
確かにその道の人たちには敵わない、というか敵ってはいけない気がする。

けれど、だからと言って全てが中途半端、というわけでもないと思っている。
専業の人が100の能力だとすると、アイドルの皆さんは例え70くらいの技術だとしてもその70があらゆる分野にあるような気がする。
歌って踊って演技もする、ということがどれだけ大変か。
多くの同業の中から目立つことができる、光る自分の武器を探し出すことがどれだけ大変か。
そんな葛藤を隠しながらキラキラとしたオーラを纏って、誰かの希望となること、それがどれだけ大変か。



アイドル以外がダメで、ということでは決してない。
凄すぎるのだ、彼らが。


「アイドルってすごいでしょ」とえくぼを出して、言う姿が簡単に想像できる。
その言葉はとても強くて、誇らしいものだと思う。


アイドルって、すごい。
日本の一つの文化として、ずっとずっと根付く職業なのだと、思っている。