ばいおぐらいふ

出戻りジャニオタの、たわごと。

2020年~2021年のジャニーズを考えてみた

なかなかノープランで書いたら4千文字いったし「やっぱり自担がNo.1!」(CV知念侑李)であることは念頭に置いていただきたく。

2022年になりましたので2022年のジャニーズについて書いてみようかなと思ったのですが、
その前に2020年2021年どうだった?という話もしないといけないのかなあ、というか書いてみたいと思った。

2020年~2021年のジャニーズは個人的に「地域密着と世界進出への一歩」の時代と思っています。
意味が合っているかはわからないんですが、より地域へ密着しつつも外にも出していく、という動きが加速したと思っています。

地域密着という観点って意外と語られないと思うんですが、ここ最近のジャニーズにおける地方局進出って結構あるなとは思っていて。
まあ元々「関西ジャニーズ」という概念があるのである程度の地域密着はしているのですが、歴史を紐解けば名古屋ジャニーズの撤退*1と言ったこともあり、結局は関東か関西かというざっくりしたくくりに過ぎなかったわけです。
そういった体制から地方局でしか放送されないような番組に積極的にレギュラーを取っていく、デビュー組は冠番組を取っていくといったような戦略がこの2020年~2021年あたりから顕著になっていったように思えます。
例えば出身地を活かした仕事の取り方としては自G担の八乙女さんは宮城出身ということを活かして宮城で時々番組*2(それもゴールデン特番)をやっていたり、聖火ランナーを務めたりしている。
またJrだとトラジャの七五三掛くんが栃木で準レギュラーを持っている*3
こういった、その人に縁がある土地だけではなくて、A.B.C-Zが熊本にレギュラー番組を持っていたり*4、IMPACTorsの皆さんが個々で東北&新潟地方局の番組コーナー持っているなど(個人としてはインパクちゃんたちはJUMPバックについてくれたので好意的に見ていますが、それでもタッキー頑張ったな!って思う。とはいえ結成前からもえスポとか出てたのでそれはこの試金石だったのかな)、その地域出身でなくとも積極的にJrやデビュー組を売り込んでいるなあという印象です。
前者の「出身地だから出る」というのは出身地への恩返し的な意図があって(八乙女さんはよく口にしている)のマッチングとは思うのですが、後者に関してはおそらく若手ジャニーズ(&吉本ラポネ系のボーイズグループの台頭*5)が増えた結果、かつコロナ禍におけるひな壇減少による、全国ネットでの活躍・バーターの場が相対的に減ったことが理由なのかなと思っています。
プラスに考えるとその地域で超有名になって実績を作って全国区へ、という大泉洋現象を狙うというのもあるのかなと。
(ちなみに関東ローカル番組「スクール革命」は結構家族のいる人が見ていることが多く、社内でJUMPの話出すと必ずこの番組の名前が出てくる)

既存の関西ジャニーズについての話を出すと、やはり大きいのは2025年大阪万博への動き。
ここまでに絶対なにわ男子をデビューさせるだろうと思っていたのですが、2021年デビューでしたね。
こうした「関ジャニWESTなにわ関ジュ」という「関西ジャニーズ」という地域性をより強化していっているなあという体感です。
例えば2020年の「なにわの日」における関西ジャニーズ大集合企画であるとか、ジャニフェスの関西ジャニーズコラボと言ったところ。
(政治が若干絡んでいるところはあるものの)万博自体はジャニーズだけではなく吉本も含めて、「大阪」に関するエンタメ企業がいっちょかみしたいのかなあと腕ぐるんぐるんしているんだろうなと。

最後に地域密着とはちょっと違うけど、「中堅グループの個性強化」の動きもあるように思えます。
ちなみにこの「中堅」の定義はめちゃくちゃ広いけど、JUMP~WESTあたりかなあとは思ってます。時にYJ。
例えばジャにのチャンネルであるとか、LEOの遊び場であるとか、ジャニーズゲーミングルーム(JGR)であるとか。
ジャにのはニノ発端とはいえ、他のメンバーは中堅どころだし、JGRは有宮玉が中心になって後輩を集めているので、
やっぱり中堅の動きというのは何かしら今後あるのかなあと思います。
(これは2022年のジャニーズで話題に出したい)
こうした「ある程度定着した知名度を他の分野で流用する」というのも増えるのかなと。


次に「世界進出への一歩」という観点です。
一つ目はコロナ禍で加速したネット配信の動き。これコロナ前はライブ配信がなかったことを考えると皮肉にもよかったことなんだなと思います。
確か普段の配信については日本向け(少なくとも字幕やらなんやらは日本語のみだったりなかったり)になっているので、そこまで世界を意識した動きではないと思いますが、ジャニフェスに関しては一部地域・言語にはなるものの世界配信ということでやはりここら辺は意識してリリースした機能なんだなと思います。
(ちなみに、以前オンライン英会話でフィリピンの人と話したときに知ったのだけど、フィリピンでは松本潤花男の影響で有名らしい)

また、一部デビュー組のサブスクによる楽曲配信や各グループのPV公開が本格化されました。
こうした「サブスク議論」になると必ず「サブスクされることで色んな人に聴いてもらえる!」と言う人出てくるし、
まあ布教もしやすいからわかるのですが、実際の「売上」になると大きく減少するのではないかと思います。
素人考えですが、「サブスクがないけど聴きたいからCD買う」層が離れる分のマイナスをサブスクで巻き返せるかというところが論点になり、このマイナスがプラスになる確証、もしくは他で補填ができることがわかれば本格的に踏み出すのかなと思っています。
(こうした「数字」を使った議論って私含め誰もしないよね)
その試金石がKAT-TUNの新譜表題曲のみの配信開始、と言うことなのかと思っています。Jストなのでなおさら。
ちなみに私個人として思うことはこんな感じです。

配信、という観点でいくとネトフリやプライムビデオオリジナル作品への本格進出の話もあるかと思います。
実はコロナ禍より前、何ならジャニーズがYoutubeアカウント持つ前からジャニーズWESTがネトフリオリジナル作品に出始めてましたが、それに続く作品と言うのがすぐには出てこなかったのです。
ただ嵐のVoyageをきっかけになのかわかりませんが、今後予定されているコンテンツとしてケンティー主演の「桜のような僕の恋人」が公開される予定ですし、プライムビデオではなにわ男子の「natural」(中身はROTと未公開&新録って感じでしたが)が公開され、今後なにわ男子の長尾くん主演の「HOMESTAY」が公開される予定です。*6
こうした「テレビに限らない」活動というのも増えていくのではないかなと。

もう一つは若手グループが「世界」を口にすることが多くなったことです。
例えばキンプリやセクゾに関しては「世界」を意識したような楽曲、「Namae Oshiete」や「RIGHT NEXT TO YOU」をアルバムのリードに据えたりしていること、
スノストに関してはデビュー時に「スノはアジア、ストは北米をターゲットに」とどこまで本気なのかわからないけどタッキーが言っていたり*7と、明らかに日本国外に目を向けた発言があったなと。
今は日本国内内向きへの楽曲面のみでのアピールになるけれど、
SNS解禁やデビューという勢いといういい意味で環境が整ってきはじめたこと、K-POPの台頭、他のボーイズグループの台頭も少なからず影響して明確な目標としての「世界」を見据え始めたのかと思います。
2020年2021年は不幸にもコロナ禍になってしまい、物理的な「世界に行く」ことが叶わなかったということがあるので、コロナ禍が落ち着いたあとの動きのほうが注目になるかなと。
ただ(これだけが要因ではもちろんないけど)「スノスト以降」の数字で殴り合うオタクが増えたことに関してはまた別途書かなきゃかなあとは思うことです。

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2020年、2021年と、おそらく事務所は今後につながる試金石を打ってきたんじゃないかなというのが個人的な印象です。
あとはこれも今年に期待なことに含まれますが、「色んなグループとのセッションに価値がある」というのをやっと見出したんだなと・・・!
ということで昨年までの振り返りでした。
2022年どうなるか、というのはまた書くかどうか元気があれば!!

*1:厳密に言うと関西ジャニーズのような根ざした文化であるかは定かではないけれど、石田友一さんなんかは最初名古屋Jrだった覚えがあるんですよね。ちなみにその後名古屋出身の子は東京に行くか(千賀)、関西に行くか(平野)になる

*2:www.mmt-tv.co.jp

*3:www.tochigi-tv.jp

*4:www.tku.co.jp

*5:あえて吉本付けたのはお察しください

*6:原作はかの有名な森絵都作「カラフル」なのですが、これで田中聖浮かんだオタクももちろんいるよね

*7:www.nikkansports.com