ばいおぐらいふ

出戻りジャニオタの、たわごと。

少しだけ違う今日が始まる

KAT-TUNのコンサートに行った話とか、そういう話を。

充電期間、なんて聞きなれない言葉を、この数か月でたくさん耳にした。
解散でも、休止でもない、充電。


2000年前後のJr界隈を見ていた。
金八先生はかざポンがメイン生徒で、
嵐がデビューして、
少年倶楽部が始まり、
J2000なる野球チームが出来た。

そんな中、金八先生に出ていたあの子が、
他メンバー目当てで見た「お前の諭吉が泣いている」に出てた彼らが、
私の好きな小説の実写化*1で主役になった彼が、
ジュニアファイト2で優勝して、コンビで元気に歌う彼らが、
一つのグループになって、デビューして、ミリオンを取って、メンバーが半分になって、充電期間に入るなんて、
幼かったあの頃には想像ついただろうか。


グループができるその時に、進行形で見ていた私が、充電期間に入る直前のコンサートに行くことになった。
一般発売で買ったチケットだったから、いわゆる天井席。
だけど、それでも行きたいと思ったのは、先述したとおり、自分が好きだった時代のJrが今活躍しているのを見たかったのもある。


コンサートを通じて感じたのは「強さ」と「前向きさ」。

「強さ」についてはもうグループとしての雰囲気そのまま。
シングル曲は、発売当時ジャニーズから離れていた私でも「聞いたことある」と思わせる曲が多かった。
それでいて、今のジャニーズのグループでは歌うことのできない、彼らならではという「強い」曲。
そんな「強い」曲は6人でも、5人でも、4人でも歌われてきた。
きっと6人の曲を5人になっても、5人で新しく構築して、4人になっても、4人で構築して歌われてきたんじゃないかと思う。(推測ですみません)
そして今回、また3人で新しく構築してパフォーマンスをした訳だけど、その「強さ」は変わることはなかった。
6人は6人の強さ、3人は3人の強さ。
私の思っていた「KAT-TUN」がそこにあった。


「充電期間」という説明の前後には「グループとしての活動を休止」という言葉が入ってしまう。
それは、悲しいかな後ろ向きな言葉に聞こえてしまう。
けれど、そんな後ろ向きな言葉も気にさせないのは、本人たちが気丈に振る舞っていたからだろう。
グッズで充電器を売れば「これであなたも充電器間!」と煽り、
コンサートの最中で「携帯も人も充電が大事!」と謳う。

中でも印象的なのが、充電期間に入ることを発表してから、「脱退した人」の存在を隠さず言ったことだった。
もしかしたらコンサートではネタになってるのかもしれないけれど、テレビでタブーになりがちなその存在*2を包み隠さず言っている。それもたまにネタにもする。
今までの脱退や休止とは違う雰囲気がそこにはあった。


2016年5月2日。
充電期間1日目になった。
HPは変わらず、KAT-TUNのページがあるし、MEDIAもちゃんと更新されている。

いつかまた、このページにグループとしての活動が載って、
東京ドームという地に、マイクを持って彼らにしか歌えない歌を歌いに戻ってくる、その日をただただ、待っていよう。


その時は、彼らも、自分も、充電が溜まっていますように。

少しだけ違う、今日からが始まる。

*1:森絵都さんの「カラフル」

*2:SMAPは緩和されたけど、JUMPはメディアでは触れちゃいけない感じがすごい