ばいおぐらいふ

出戻りジャニオタの、たわごと。

バーチャルジャニーズにはまりつつある

そうこれを書いている今もかなたくんを見ている

「ジャニーズがバーチャルに進出する」
という週刊誌の記事が出たときは賛否両論というか、出所が出所だったから話半分で聞いている人が多かったように思えた。
2月20日に流れると言われたそのニュースは本当に流れた。
さとみの彼氏ことSHOWROOMとのコラボ。
そして中の人は最初から公表するスタンス。

ジャニオタばかりのSNSは賛否両論だった、というか否ばっかだった気がする。
どういう意見かというのは適当なネットニュースで読んでくれ。

私個人としてはかわいい女の子が声をあてていたAKB0048の経緯を見ていたし、
そもそもそのちょっと前に見ていた関ジャムアニソン特集で最近の声優のマルチさを学んでいたから、
そこまで拒否反応はなかった。デビュー担で事務所担だからというのもあったからだと思うけれど。
何かを否定するにはそのものを見ないと否定する資格なんてない。
そもそも生配信に慣れていない若くないジャニオタはとりあえず初回放送を見てみることにした。

そもそも私は「中の人」情報をあまり知らなかった。
もちろんジャニオタじゃない人と比べると顔と名前は一致するし、なにわ男子だってのもわかるんだけど、
丈一郎くんはバッファローズの熱烈なファンで、大橋くんはご飯をたくさん食べるということくらいしかわからなかった。

初回放送を見る前に他の人はどんな生放送をしているのか見てみた。
もう名前もわからなくなっているAKBGの子が何人も生放送をしていた。
少し解像度が低い映像とナチュラルメイクがとても生々しく思えた。


いざ始まると不思議な面白さがあった。
とにかく「なんで面白いのかよくわかんないけれど、なんか知らないけれど面白い」のだ。
人生数十年生きているけれど、私は二次元にハマったことがない、だからアニメっぽいイラストにぐっと来たとかではないはず。

けれど今見ていて一つ思ったことがある。
わたしが見ている飛鳥くんとかなたくんは「飛鳥くん」と「かなたくん」なのだ。
藤原丈一郎くん」と「大橋和也くん」ではない。
「飛鳥くん」と「かなたくん」がいる画面越しの世界では彼らは高校生で、楽しい学校生活を送っている。
学校生活を送りながら一緒に合宿所に住み、プリンを食べたどうたらでわいわいしている、
そんな世界を彼らのセリフから想像させてくれるからだ。
それも毎日少しずつその世界を見せてくれる。まるで彼らが動き、生きている世界が本当にあるかのように。
そんな中、ちょっとだけこぼれてくる「中の人」感。
えっ、この中の人面白そうじゃないか!と思ってジャニオタの私も彼らを調べてしまう。

はい、ちょろいオタクですね!

感覚として近いのは「らじらー」かなと思う。
声は聞こえるけど姿は見えず、だけどリアルタイムで彼らが名前を呼んでくれる。
けれどそのラジオとはまた違う形容しがたい「リアルの楽しみ方」を知ることができた。


この配信では「有料課金アイテム」は使用できない。
どういう利益の出し方、出演者へのペイなのかはわからないけれど、
少なくとも配信をするだけでは利益は生み出さないだろうなと。
だけどSHOWROOMとジャニーズが組んだのはきっと意図があって、それは
「新規顧客の開拓」なんだろうなと。

ざっと見るだけでもSHOWROOMの配信者は女の子アイドルが多く、若い女の子よりは男性の方が利用する機会が多いのかなと思った。
そしてジャニーズのファン層は若い女の子。そのうえデジタルをやると言った場合のインパクトは絶大になる。
ジャニーズも昨年からネット進出を少しずつ進めている、というか去年から色々始まったといっても過言ではない。
少子高齢化の中、やっぱりアイドルの主戦場としての若者をターゲットにし続けるなら、
今までのように「テレビに出る」だけでは厳しいのかもしれない。新しい場所で開拓が必要になる。

そんな双方win-winのコラボレーションなのだな、というのはなんとなくわかった。

配信が終わった後、「バーチャルのほうの」ファン層はどう反応しているのか気になった。
「ジャニーズ」というだけで嫌悪感を抱かれる可能性があるからだ。
けれど実際覗いてみると反応が大きく、好感の声が高いように思えた。
実際にそのまま「なにわ男子」を調べてまとめている方もいたくらいだ。
わたしはそれがすごく嬉しかったなあと。大抵の人は「見て」判断していたからだ。
「ジャニーズ」ではなく「バーチャルアイドル」としてのスキルを見て判断してくれていたからだ。それがすごく嬉しい。


とりとめもない気持ちを吐き出しただけなので、これでひとまず満足。
毎日配信するようだから、中の2人にはおいしいご飯とバッファローズの仕事と高いギャランティーを払ってくれと願う。