ばいおぐらいふ

出戻りジャニオタの、たわごと。

語彙力のない全曲レビュー~Hey!Say!JUMP DEAR.~

Hey!Say!JUMPのアルバム、DEAR.の感想を書いてみました。
PVのネタバレは少しありますが、コンサートのネタバレはありません。
また、あくまで個人の感想です。


01.invitation
前作のインストゥルメンタルが車に乗って色々な村をまわるイメージだったのに対し、こちらは子供が古びた洋館で見つけたギミック付きの置時計のネジを巻いているイメージがある。
ここからMasqueradeと続く上に、タイトルがinvitationなのでそのギミックは舞踏会なのかもしれないし、このアルバムはそんなギミックの全てなのかもしれない。


02.Masquerade
今回のアルバムにはCMタイアップが複数あれど、リード曲はこの曲。
仮面舞踏会と言うだけあり、ここ最近のかわいい売りからは真逆の、まさにかっこいいオトナJUMPを音楽、映像の両面から打ち出した1曲。
得意のフォーメーションダンスを存分に使いながらも、大サビでは薮ちゃんを中心に1列になるJUMP帝国フォーメーション。さすがとしか言えません。


03.RUN de Boo!
さて、Masqueradeが舞踏会ならこちらは何と例えようか。
例えるならプレスリーのようなリーゼントと大きなリボンでポニーテールにした女の子がツイストを踊るような、そんな古きアメリカのようなそんな雰囲気。
今回のアルバムの盛り上げ曲なんじゃないか。
C&Rというよりはノッてたら自然と叫んでしまうリズムが正解。


04.ドリームマスター
Masquerade、RUN de Boo!と独特な雰囲気の曲が続いて、やっといい意味で強い個性がない曲。
誰かがおっしゃっててピンとしたのは「ハロプロっぽい」。
ハロプロに疎い私でもわかるような雰囲気。
あと何となくV6兄さんのアルバム曲ってイメージ。


05.B.A.B.Y
1度聞いたら耳から離れない「Be my Be my Be my baby」というリズム。
この曲のダンスをぜひ早く見たい。
洋楽っぽい。


06.キミアトラクション
今回唯一のシングル収録曲。
聞きなれない新しい雰囲気のJUMPから箸休めと言わんばかりのかわいい曲。
ジェットコースターな曲なのにどこかほっとしてしまうのはこのアルバムの特徴なのかも。


07.Special Love
ジャニーズJrが少年倶楽部で歌いそうな曲。Princeがやりそう。
畳み掛けるようなソロから始まるこの曲。
サビは耳に残る。特別キャッチーなフレーズやリズムじゃないけれど気がついたら歌っているような曲。


08.Dear.
ある意味表題曲。
バラードなんだけど、いわゆる山田が好きそうな聴かせるバラードではなく、彼らが音楽に乗せて語りかけるように歌う曲。
アルバム終盤ではなく、中盤の曲ということで比較的ライトに聴けるほうかと。


09.Eternal
CMタイアップ曲。タイアップ曲というだけあり、歌詞に商品名や商品特徴がちらほらとあるのはJUMPらしいと言うか。
だけど90年後半~00年前半の雰囲気を持つ(私だけかも)どこか懐かしい曲でもあります。
実はいのあり曲だったりする。「秋、晴れ~」で2人にミディアムバラードが似合うことがわかったのかな。


10.SUPERMAN
キスマイっぽい、ダンスナンバー?
JrならSixTONESがやりそう。
そんなイメージが強くてJUMPっぽくないなあという感じ。
EDMに入るのかな?そういった雰囲気×JUMPはまだ慣れない。


11.order
我らが有岡先輩のラップ(英語)から始まる洋楽じみた曲。まさに有岡くん好きそうな曲。
EXI〇Eの派生ユニットが歌いそうな雰囲気で、これも今までのJUMPにはない曲調。
冒頭で山田が叫んでるからコンサートこれ入るな。


12.Tasty U
アジアンテイストを感じるイントロからスタート。
何かに例えるならKinKiっぽい曲。
薮→山と始まる歌い出しは、らしいというか。
タイトルだけだとセクシー系の曲かと思ったら意外と情熱的な曲。


13.スローモーション
タイトルと歌詞を見る限り、ミスチルが歌いそうだし、桜井さんが歌ったらこう歌いそうだなと思ってたら、雰囲気としてはPerfumeに近いというそんなギャップ曲。
でも若手バンドっぽい曲でもあるなあと。疾走感と文学性がある若手バンド。
銀色と白の雰囲気。


14.愛のシュビドゥバ
CMタイアップ曲。
乃木坂ちゃんよろしくフレンチポップを彷彿とさせる曲。
かわいいJUMPをここで出してきた。
でもChau#のようなかわいさではなくて、やっぱりレトロでトリコロールが似合うような違う方向への可愛さなんだよなあ。


15.KISS Diary
この曲もどこか懐かしさを残すバラード曲。
終盤のバラードだけど、しみじみさせる曲ではなくて、かついい意味で新しさを感じさせないJUMPらしい温かい愛のうた。


16.Brand New World
最後にみんなで横揺れで歌うような曲ではなく、今回は一緒にその先、10周年に向けて連れて行ってくれそうな曲。
挑戦的なアルバム曲の最後に、王道へ向かうことを匂わせてくれる1曲。
ああ、JUMPに着いていきたいなって。


17.From.(通常版収録)
Dearのアンサーソングかと思いきや、どちらかというとシュビドゥバのイメージに近い、ほのぼのした多幸感満載の曲。
メンバーも「朝聴くと元気が出る」と言う通り、このアルバムでは数少ない明るい感じの曲だなあと思いました。通常版だけなんですけどね。


U-01.今夜貴方を口説きます
伊野尾、八乙女ユニット曲。
テレビで見るだけのイメージでは、「八乙女くんはモノマネやって盛り上げ役なんでしょ?伊野尾くんはニコニコ爽やかな朝の顔だし、八乙女くんがワイワイやる曲でしょ?」と思ってしまうかもしれないですが、この曲は2人がやってるラジオでの、
「伊野尾ちゃんが全力でふざけたり下ネタギリギリのことを言ってひかちゃんがあきれ顔をしながらスルーする」構図がよくわかります。
高木くんに「伊野尾くん頭おかしい」と言わしめた伊野尾プロデュースの歌詞、音楽隊長八乙女光セレクトのカッコイイ曲に乗せて、不思議な雰囲気でどうぞ。


U-02.Mr.Flawless
薮、髙木、中島のユニット曲。
一応PV撮影権利があり、ちゃんと収録されているけれど、見れるのは抽選で当たった1万名だけ!という物議しかかもしてない騒動の中心にある曲でもある。
グループでも身長の高い3人ということもあり、スタイリッシュを意識したそう。
薮ちゃんののびるような歌声、裕翔くんの混ざりもののない素直な歌声、吐息のようなセクシーな髙木くんの歌声。
三者三様の歌い方に注目。


U-03.僕とけいと
その通り、知念、岡本ユニット曲。
今までのJUMPがイメージと大きく離れたJUMPなら、こちらは対象年齢が見えないほんわかのほほん平和カワイイをとことん突き詰めた曲。
見たかこれがジャパニーズKAWAIIだ!
彼らの日常をまんま曲にしたということもあり、いつも一緒にいる山田が嫉妬したという逸話もあり。
PV撮るなら要所要所に山田を出したい。
仲良しなJUMPというイメージをまさに歌で表した曲。


U-04.My girl
山田、有岡ユニット曲。
いわゆる「~featuring〇〇」って付く曲とかあるじゃないですか、まさにそういう雰囲気の曲。
絶対エースの聴かせる歌声と、元気印な印象とは大違いの大ちゃんのクールでスタイリッシュな歌声は、初めて聞いてもHey!Say!JUMPとは誰も思わない、そんな新しさをこの2人が作ってくれました。


全体を通して前作JUMPing CARとは大きく雰囲気を変えた、というよりかぶってるところはホント僅かなんじゃないかというくらい、彼らの新しい魅力が詰まったアルバムです。
来年の10周年イヤー、そこでどんな王道を出してくるか楽しみでしかありません。