ばいおぐらいふ

出戻りジャニオタの、たわごと。

想像を軽く飛び越える

いのちゃんもついに26歳おめでとう記事です、一応。

かの某有名アイドルグループ1位様が初めて1位になったのが2013年。
2009年の第一回選挙には選抜入りせず、2010年で選抜入りを果たす。
だけどそのPVで映った秒数は数秒。
それもアップではなく、遠目に見える程度。

そんな見切れた彼女が1位になるまで3年かかった。
そして1回は1位の座を明け渡すけれど、また返り咲いて、2連覇をした。


余談はこれくらいにして。
伊野尾ちゃんは、去年の今頃、まさにワンカット・見切れていた状態から、ヘアカタログの表紙や舞台の主演、同時並行してドラマ出演など、
言い方は悪いが、前線に立って活躍するようになった。
当時は、ああ、これからどんな仕事をしていくんだろう、とのんびり構えていたけれど、のんびり構えている暇なんてなかった。

この一年、手にした仕事は当時だれも予想着かなかったほど、大きくて多彩だったからだ。

だって誰が想像つくだろうか。
アルバム曲で猫耳を付けたら、猫がテーマの雑誌の表紙を飾り、猫を探しに行くコーナーでバラエティの準レギュラーになるとは。
今までジャニーズを出していない、安定した高視聴率を誇るドラマにゲスト出演するとは。
映画で主演をするとは。
シングル曲では歌いだしを担当するとは。
あれだけラジオでギリギリな発言をしていながら、朝の情報番組で曜日レギュラーになるとは。
MCが苦手で、何度も撮影を止めてしまったのに、お昼のトーク番組のMCになるとは。

ファンが想像する、一歩先の仕事を、たくさんたくさん持ってくる。
これだけハイスピードで駆け上がると、応援し甲斐がある。


これだけ露出が増えると、目にする言葉も多くなる。
この言葉、ひとつひとつに共感できたり、見習わないといけないと自分に響く言葉が多い。
「仕事ひとつひとつが楽しい」とか「グループへの恩返し」など、発する言葉を、(本当かはおいておくとして)心情を知るたびに、
尊敬と憧れの念を抱く人が、伊野尾慧ということは、ずっと変わらない。
(尊敬する人があまりいないので、何かの機会に聞かれたら本気で彼の名前を出すと思う)


この露出の連続に、ファンの中ですら、「ゴリ押し」と言われてしまっている。
確かにこれだけ連続で大きな仕事を持ってくると、そう思われても仕方がないと思う。
だけど、私は「ゴリ押し」には成功例と失敗例があると感じている。

成功例は、一番最初に挙げた彼女だ。
PVで見切れた、ということを逆手に取ったプロモーションを展開し、バラエティに出るようになった。
恋愛禁止なのに、スキャンダルがばれたのに、それを逆手にとってバラエティで笑いを取っている(通称・スキャンダル成金)
他のメンバーに比べるととても待遇がいい。特にスキャンダルの件。
だけど、彼女がこれだけ、人にお金を出させるような魅力を得たのは、きっと最初のゴリ押しを上手く次につなげたからだと思っている。
そうでもしないと、ただ埋もれて、スキャンダル持ちのアイドルで終わっていたはず。

失敗例なんてたくさんある。
人に受け入れられず、消えて行った人たち。


伊野尾ちゃんは、確かに最初はゴリゴリ押されていたかもしれない。
だけど、その分、人の心に残り、印象に残り、たくさんのファンをグループに持って帰っている。
表紙になった雑誌は、雑誌不況にもかかわらず完売し、テレビに出れば「伊野尾」と言う言葉がツイッターのトレンド入りを果たす。
これだけ、全方向に何かを動かすような今の状況を、ゴリ押しと呼ぶか、実力が呼び込んだ仕事か。
それを決めるのは、もうあなたの価値観の話だと思う。文句は言えない。
でも私は、初速だけは事務所がつけたのかもしれないけれど、そこからの加速は彼の力によるものだと思っている。


もうこれからの彼が何をやるか、考えるのは野暮かもしれない。
考える仕事を片っ端から、つかみどころのないキャラクターでこなしていく。
そんな姿を見て倒れないか心配になるけれど、おいしいご飯をお口いっぱいに頬張って食べる姿もみると、頑張れって思ってしまう。


想像のつかない一年だった。
また26歳の一年も、たくさん想像を超えてください。


誕生日おめでとうございます!!!