幕が下りる
カラフト伯父さんがついに千穐楽。
そういえば気になっていたことと、いのおさんについて。
カラフト伯父さんでの俳優、伊野尾慧については以前書きました。bioglife.hatenablog.com
この記事を書いたのが公演序盤の4/28に観たとき。
その後実は?5/6にももう一度観に行っています。
この時はA席で3階。
伊野尾さんは遠かったけど、2回目と言うこともありストーリーや舞台装置に注力してみることができた。
(ちなみにこの時はTwitterで度々登場する、もはや伊野尾担の母と行ったが、母は伊野尾さんの指の美しさに感動したそうだ)
物語を通じたカラフト伯父さんと徹くんの関係性はよくレポでも考察されているが、2回目に観て気になったことが2つある。
徹くんと仁美さんの関係性と、なんでバナナをあんなところに保存していたかである。
仁美さんと徹くんは訪問してきた日に初めて会った。
憎い存在であったカラフト伯父さんのツレとして。
嫌いな人の愛人で、まあ見るからに怪しくて。普通に嫌悪感しか抱かないんじゃないかなって思って。
けれど、徹くんはすぐに笑顔を見せて、体のことをいたわって、お名前が入ったイスも作ってあげて。
これが出会って数日(3日くらい?)の出来事。
よくよく考えてみると、とても親密になるのが早い。
それは仁美さんの人柄もあるけれど、それにしても早いなって。
もしかしたらそこでカラフト伯父さんとの関係性の対比をしているのかもと。
初めて会った「他人」である仁美さんと、
「血のつながった」父親、カラフト伯父さん。
「遠くの肉親より、近くの他人」。
これを見せることでよりカラフト伯父さんへの憎悪を象徴的にしているのかと思いました。
バナナがわざわざカゴの中にあったのはなんででしょうね。
徹くんのおちゃめな部分を見せることで、本当は悪い子じゃないんだよ?という表現でしょうか。
確かにおちゃめですよね、徹くん。最初にお菓子たべたり、かめはめはやったり。
ちなみにバナナは吊るして保存するのがよいです。
1月に舞台主演が発表され、気が付いたら千穐楽。
その間、たくさんの雑誌が出て、たくさんの言葉を聞いて。
「不安と楽しみ」という言葉から、だんだんと「グループへの恩返し」というその先を見据えた言葉に変わっていく。
「カラフト伯父さん」という舞台は、伊野尾さんのこれからに活かされるでしょうか。
Hey!Say!JUMPというグループ全体に還元できたでしょうか。
その答えは、きっとこれから、現れていくのでしょう。
それは必ずプラスとなって現れるだろうし、また俳優・伊野尾慧を見る機会がやってくると私は信じている。
徹くんがこれから「ほないこか!」と言えば、幕が下りる。
けれど、伊野尾慧の新しい幕は、このセリフを言えば上がる。
舞台「カラフト伯父さん」全27公演、お疲れ様でした。