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ばいおぐらいふ

出戻りジャニオタの、たわごと。

大妄想祭り 2nd season その4

全年齢対象、コマンダーさんが仲間に会うまでを勝手に妄想するシリーズ。
今回のお話がちょっと長めになったので、ラストじゃなくなりました。
色々なもののオマージュをぶちこんだら長くなってました。

前回まで。bioglife.hatenablog.com
bioglife.hatenablog.com
bioglife.hatenablog.com


あれから、思い出したことがある。
実は子どもの頃、ある人、俺は「先生」と呼んでいたその人の下で暗殺を学んでいた。
その時にバディを組んだ相手がいる。
彼は同い年だけど少しだけ先輩で、その背中をずっと俺は追いかけていた。
彼は拳銃を握りしめ、勇猛果敢に敵地へ乗り込んでいた。
しかしある日「先生」は俺に先陣を切るよう指示し、あいつには後方支援に回るように指示を出した。
その日から、暗殺はよりスマートに、スムーズにいくようになった。

しかし、その日から俺とあいつとの間に会話がなくなっていた。
気が付けば「先生」はいなくなって、バディもすぐに解消した。
俺は一人で戦っていたし、あいつの噂も聞かなくなっていた。

バレット、「弾丸」の名を持つあいつは、幼いころから銃の名手だった。

7th meets BULLET
あいつは、あのころから変わっていた。
身長も変わらず顔にも幼さがあったあの頃とは違い、すらっとした見た目はまさに好青年だ。
画像を見ても気づかなかったわけだ。


ラピッドファイヤーがバレットと一時期バディを組んでいた時に、
バレットは「幼い時に二刀で戦う同い年の子とバディ組んでいた」という話をしていたらしい。
それを思い出したラピッドファイヤーが俺のことだと思い、この話をしたのだ。

そこからギークやドクターの技術、ファルコンJrとソニックハンターのお悩み相談リスナーの情報を駆使して、バレットの居場所を見つけ出した。
仲間にそれぞれ得意分野で協力してもらう、というアイデアを出したのはスコープだ。


さびれたバーのカウンターに彼はいた。
横に座ると、「変わってないね」と彼は微笑む。
俺は正直に「君は変わったね」と返す。そして無言。
なぜ久々の再会なのにこんなにも、話題がないのだろう。何を話せばよいのだろう。

「久しぶり!一緒に戦ってよ!」と明るく言えばいいのか、
「あのとき、気まずくなってごめん」なのか、
それとも、


「俺さ、お前のことが嫌いだったんだよ」
思っていた言葉が、隣から聞こえた。発したのはバレットだった。

「ずっとさ、俺は前に立って戦ってたんだよ。それをいきなり後方支援って。受け入れられなかったよ。」バレットは続ける。
「どう考えても、俺はおまえの引き立て役になっていて、これからもずっと引き立て役になると思ってたんだ。それがもう、耐えられなかった。」*1
「悔しさと共に、嫉妬もあった。なんで俺じゃだめなんだって。」

もうやめてくれ。聞きたくなかった言葉が続く。
俺が選ばれてしまったから、バレットが俺を嫌いになった。
でも、人のことは言えない。
「俺も、どうしていいかわからなかったんだ。」
俺が選んだ言葉はこれだった。
依頼でも、懇願でも、謝罪でもない、本音。
「いきなりおまえのきらきらした背中を追い越して、前に出るように言われて。どう接していいか、ずっとずっと、わからなかったんだ。」

再び訪れる静寂から逃げたかった。
殺せんせーを倒すために必要なメンバーであれ、このまま逃げてしまいたかった。

「でもさ、」
逃げ出そうとした俺の背中を留めたのもまた、バレットの言葉だった。
「ちょっと前に「先生」に会ったときに言われたんだよね。あの時後ろに下げた理由。それを聞いて、俺子供だったって思ったよ。
もう、俺たちは子供じゃない。また戦おう、一緒に。」

子供だったのは、俺だった。
だから、止まった時を動かさないといけない。
今度こそ、「仲間」として、戦うことが時を動かす方法だと、わかっている。

**

なぜバレットさんを後方支援に回したのか、ですか。
それはですね、二人に気づいてほしかったのです。
バレットさんは後方支援に回ることで相手を想いやる気持ち、
コマンダーさんは前衛で戦うことで自信を、それぞれつけてほしかったのです。
それで二人が気まずくなってしまったことは先生謝ります。
けれどバレットさんはそれで妬む心も、成長する意欲も、自分に何ができるかも知ることができたでしょう。
最後に先生が教えることは、仲直りです。
あなたはもう子供ではありません。会うことで、大人になってください。

ヌルッフッフ...



つづく(いいかげん次がラスト!)

*1:引用:理想の息子より